菊花賞馬の
アーバンシックは坂路で調整。単走でほぼ1F15秒のラップを丁寧に刻み息を整えた。武井師は「(最終追い切り後は)大きな変化はないけれど元気だし乗った感じや見た目も問題ない。とても順調に来られているので楽しみ」と本番を心待ちにする。
木曜に発表された調教後の馬体重は521キロで前走時からプラス11キロ。
菊花賞時の体重(510キロ)と比較した指揮官は「ちょっとプラスになるかなと思っていた。少しの差ではあるがよりパワフルになったしメリハリも出てきた」と愛馬の成長ぶりに目を細める。
トレーナーは19日に実施された
有馬記念の枠順抽選会に参加。ゲスト出演した24年
JRA年間プロモーションキャラクターを務める長澤まさみと見上愛と対面した。「とにかく美人過ぎてびっくりしました」と記者陣を笑わせた。「当日も表彰式で授与していただけるように」と、レースを制しての“再共演”を熱望した。
有馬記念は重量が2キロ軽い3歳馬が強く、中でも
菊花賞馬の活躍が目立つ。スタミナが要求される舞台で、3000メートルのG1を制した心肺機能がモノをいう。距離ロスなく運ぶことができる2枠3番に入った今年の
菊花賞馬にも絶好のVチャンスだ。「クリストフも満足そうな顔していたのでよかったんじゃないかな。あとはジョッキーに任せている」と武井師。
菊花賞で厩舎に待望の初G1勝利をもたらした鞍上に全幅の信頼を寄せた。
スポニチ