中山10Rの第147回
中山大障害(障害3歳以上J・GI・芝4100m)は4番人気
ニシノデイジー(
五十嵐雄祐騎手)が勝利した。勝ちタイムは4分40秒4(良)。5馬身差の2着に3番人気
エコロデュエル、さらに1馬身差の3着に5番人気
ネビーイームが入った。
ニシノデイジーは美浦・
高木登厩舎の8歳牡馬で、父
ハービンジャー、
母ニシノヒナギク(母の
父アグネスタキオン)。通算成績は32戦6勝。
レース後のコメント
1着
ニシノデイジー(
五十嵐雄祐騎手)
「最高です。GIを勝ってからはなかなか勝てないレースが続いていましたが、中山が得意な馬ですし、力を十分に出すことができたと思います。ゲートを出て内の馬が外にヨレてガチャガチャとしましたが、折り合いがつきました。馬が成長しています。終い勝負で切れるタイプではないのはわかっているので、最終障害や4コーナーでは先頭というイメージで競馬したいと思っていて、その通りにいきました。仕掛けたぶん最後は脚が上がりましたが、ひと踏ん張りしてくれました。今日はデイジーが一番頑張ってくれました。これからも障害レースを盛り上げていきたいと思っているので、応援よろしくお願いします」
2着
エコロデュエル(
草野太郎騎手)
「位置にこだわらず、リズム良く、全体的に流れに乗れました。ただ、63kgでこの大障害コースだと、反応が一段階遅れます。最後も空馬がいて外へ行かざるを得ませんでしたが、そこがスムーズだったとしても、交わすところまではいかなかったと思います」
3着
ネビーイーム(
小牧加矢太騎手)
「前走を使ったぶん中身が良くなっていました。冬になり、馬がとても元気になって、調教もしっかりとつけられました。飛越は雑ですが、自信満々で本来の前進気勢でした。空馬の不利があって、手綱を引くと伸び切れなくなるので、あれは痛かったです。それでも上位人気の馬をかわしていますし、大舞台で、もっとやれると思った3着でした。力をつけてくれています」
4着
ジューンベロシティ(
高田潤騎手)
「ポジションを気にしないで、出たなりで、リズム重視でいこうと思っていました。行く馬がいないので、ハナへ行きましたが、馬の状態も良く、飛越も良かったです。ただ、息を入れたい時に息を入れられませんでした。そのぶん最後に苦しくなりました」
5着
ヴェイルネビュラ(
大江原圭騎手)
「スタートしてすぐに挟まれて、リズムが取りにくくなってしまいました。大竹柵を越えるまで、ハミを噛んでいました。その後は
リラックスしてくれました。ただ、落馬の不利があり、手応えはあったのに引っ張ってスピードがなくなってしまいました。今回は中山、距離、63kgと初めてづくしでしたし、今回の経験を生かして成長していってもらいたいと思います」
ラジオNIKKEI