スマートフォン版へ

【ホープフルS】2歳世代が好調の錦岡牧場 ヤマニンゼファー以来31年ぶりGI制覇なるか

  • 2024年12月25日(水) 07時30分
 錦岡牧場の生産馬が好調だ。今年はヤマニンサルバムヤマニンウルスの2頭が重賞勝ち。また、2歳世代はJRAで9頭がデビューし、5頭が勝ち上がっている。そして今週のホープフルステークス(2歳牡牝・GI・芝2000m)にはヤマニンブークリエ(牡2、栗東・松永幹夫厩舎)がエントリー。93年天皇賞(秋)ヤマニンゼファー以来、実に31年ぶりとなるJRA・GIタイトルを狙う。

 錦岡牧場は55年創設。生産馬は主に創業者一族の土井氏の所有馬として、「ヤマニン」の冠名で走っている。72年の天皇賞(秋)ヤマニンウエーブが制し、八大競走初制覇。その後もヤマニンゼファーヤマニンアラバスタ、「ヤマニン」の冠名が付かない馬ではジョリーダンスイコピコなど、多くの活躍馬を送り出してきた。一時は低迷し、20年には生産者リーディングで103位となったが、そこからV字回復。今年は22日時点で30位となっている。

 ホープフルSにはヤマニンブークリエが挑む。父キタサンブラック母ヤマニンプードレ、母の父チチカステナンゴの血統。曾祖母は牧場の基礎繁殖牝馬の1頭であるワンオブアクラインなので、近親にはヤマニンサルバムヤマニンウルスヤマニンエマイユなどの活躍馬が並ぶ。ここまで2戦1勝。10月京都の新馬(芝1800m)は加速ラップを中団から差し切って、着差以上の完勝。続く黄菊賞は完敗の2着だが、勝ったのは続く朝日杯FSで2着となるミュージアムマイルだから、相手が悪かっただけだ。確かに今回は一気の相手強化となるが、通用する可能性は秘めている。

 そして鞍上が頼もしい。過去2戦に続き、JRA・GI完全制覇がかかる武豊騎手とのタッグ。「ヤマニン」の馬が武豊騎手でGIを勝てば、94年阪神3歳牝馬Sのヤマニンパラダイス以来、実に30年ぶりだ。オールドファンも喜ぶ劇的Vを期待しよう。

みんなのコメント

ニュースコメントを表示するには、『コメント非表示』のチェックを外してください。

ミュート・コメント非表示の使い方
  • 非表示をクリックし「このユーザーの投稿を常に表示しない」を選択することで特定のユーザーのコメントを非表示にすることができます。(ミュート機能)
  • ※ミュート機能により非表示となった投稿は完全に見えなくなります。このため表示件数が少なく表示される場合がございますのでご了承ください。なお、非表示にしたユーザーはマイページからご確認いただけます。
  • 『コメント非表示』にチェックを入れると、すべてのニュース記事においてコメント欄が非表示となります。
  • ※チェックを外すと再びコメント欄を見ることができます。
    ※ブラウザを切り替えた際に設定が引き継がれない場合がございます。

アクセスランキング

注目数ランキング

ニュースを探す

キーワードから探す