3年前のダービー馬が底力を発揮した。6歳
シャフリヤールは道中外めの中団を追走。4角手前からスパートし、直線では
レガレイラと火の出るような追い比べ。わずかに鼻差及ばなかったが、10番人気の低評価を覆す激走で場内ファンを沸かせた。前走
BCターフ(3着)に続き手綱を握ったC・デムーロは「道中は
リラックスしてリズム良く運べた。最後は
レガレイラとの叩き合いになったが、最後の100メートルあたりで苦しくなってモタれる部分があった」。そう振り返った上で「それでも
トップレベルの状態だった。参戦できて光栄です」と満足の表情を浮かべた。
不利とされる大外枠を克服。藤原師は「16番はきつかったけど100点の競馬。大したもんだね」と愛馬を称賛。続けて「まだ若さがあるし成熟もしてきた。馬が上がっているよ」とさらなる
パワーアップを実感。明け7歳となるが、今後の去就について師は「決まったらお伝えしたい」と語るにとどめた。
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