アマキヒ(牡2歳、美浦・
国枝栄厩舎、
父ブラックタイド)の非凡な競馬センスに魅力を感じる。デビュー戦はハナを切る形となり、道中はやや集中を欠く場面もみられたものの、最後の直線で外からラ
イバルが襲いかかると、抜群の勝負根性を発揮。22日に初勝利を挙げた
ロジャリーマインに一度は前に出られたものの、見事に差し返してみせた。レース後に騎乗したクリスチャン・デムーロ騎手が素質を称賛していたのもうなずける。
3冠牝馬の
母アパパネのG1・5勝の着差は全て0秒1差以内。
秋華賞Vの半姉
アカイトリノムスメも0秒1差でG1タイトルを手にしており、勝負強さはしっかりと受け継がれている。ゲートも上手なタイプで先行できそうな点も大きい。今回がキャリア2戦目だけに中間の気配には十分気を配りたいが、大舞台でも十分戦える器だと思っている。
スポーツ報知