◆第41回
ホープフルS・G1(12月28日、中山・芝2000メートル)
競馬に
タラレバは禁物なのは重々承知しているが、
有馬記念は◎
ローシャムパークだった。道中のどこかでひと工夫して欲しかったというのが本音だが、外した以上は結果を受け入れるしかない。
気を取り直して
ホープフルSへ。馬券の妙味がありそうなのは
クラウディアイ(牡2歳、栗東・
橋口慎介厩舎、父
サートゥルナーリア)。新馬戦では416キロと小柄ながら、内ラチ沿いをスルスルと抜け出すセンスの良さを見せて快勝。その後放牧を挟んで臨んだ前走の京都2歳Sは、少頭数ながらも苦しい位置での競馬。レース中に外傷を負うほどだった。橋口調教師は「前走は1角で挟まれてしまったのが痛かったし、直線で通ったところの差もあった」と悔やむ。それでも0秒3差の3着なら、能力は示している。馬体が増えていたのも明るい材料だった。
1週前追い切りの18日は、栗東・CWコースで6ハロン83秒7―11秒6で軽快な動きを披露した。「今の時点でも体重は増えているし、1週前追い切りも良かった。本来はスムーズにポジションも取れる馬」とトレーナー。器用さを生かせる小回りの中山はプラスで、上位争いを期待したい。(山下 優)
スポーツ報知