先週の
中山大障害で
マイネルグロン(牡6歳、美浦・
青木孝文厩舎、父
ゴールドシップ)に騎乗して落馬負傷した
石神深一騎手=美浦・フリー=が12月24日、美浦トレセンで普段と変わらず調教に騎乗して元気な姿を見せた。落馬で股関節を捻挫したというが、この日は6頭にまたがり、障害を飛ばすなど精力的だった。「お陰さまで大けがではなく済んで今年の最終日も頑張りたい」と今週末も騎乗する予定だ。
連覇がならなかった
中山大障害では3周目5号障害飛越時に、後肢を障害にぶつけるミスがあり、自身の体が前に押し出される形となって振り落とされてしまった。レースを振り返って鞍上は「スローペースで馬をうまくなだめられなかったのが、一番の敗因ですね。僕がうまく呼吸を合わせられませんでした」と、申し訳ない気持ちで悔しい表情を浮かべた。
幸いレース後に馬に異常はなく、「馬が無事と聞いてホッとしましたし、しっかりと反省して気持ちを切り替えていきたい。人馬無事なら、また次もあるので」ときっぱり。持ち前の闘志をのぞかせて、文字通り前を向いた。
スポーツ報知