今年の1月は阪神競馬場の改修に伴い、例年の京都開催ではなく中京開催となる。そこで同じく京都の代替開催だった21〜23年に限定し、かつ25年の前半5日間と同じくAコースで施行された芝の49鞍についてチェックし、使えるデータを紹介したい。
まずは枠順だが、複勝率で見ると内>外の傾向あり。ただ、そこまで極端ではなく、多頭数に限っても顕著な差はない。したがってそこまで気にする必要はない。一方、脚質は明らかに逃げ有利。とりわけ1600m以上では【15-12-15-48】の勝率17%、複勝率47%。回収率は単複ともに優に100%を超えている。21年の
京都金杯では14番人気の
エントシャイデンが3着に粘り込んでおり、上級クラスでも要注意だ。
続いて種牡馬だが、21年の
京都金杯覇者
ケイデンスコールなどマイル以下で
ロードカナロア産駒の活躍が目立つ。また、
モーリス産駒も要チェック。単勝回収率は204%をマークしている。一方、
ハービンジャー産駒や
ゴールドシップ産駒は好走の多くが人気馬だから手を出しづらい。どちらかというとスタミナ&
パワー寄りの種牡馬の産駒は割り引いた方が良さそうだ。
最後にダートの種牡馬別成績を見てみよう。こちらは
ハーツクライ産駒が勝率17%、複勝率52%、回収率は単複ともに150%前後と優秀だ。距離を問わず、そして人気を問わず、積極的に買いたい。また、
キズナ産駒も上々の成績を収めている。一方、
ビッグアーサー産駒や
マクフィ産駒は不振。人気でも過信禁物となる。