ラストランの予定だった
有馬記念の出走を右前肢ハ行のため取り消した
ドウデュース(牡5=友道、
父ハーツクライ)が25日午前9時過ぎに栗東トレセンを退厩した。福島県のノーザン
ファーム天栄を経由し、種牡馬入りする北海道安平町の社台スタリオン
ステーションへ向かった。
出発を見届けた
武豊は「無事に引退できて良かった。(
有馬記念は)もちろん勝ちたかったけどね。種牡馬として人気が出るだろうし、求められるものを持っている」と感慨深げ。
出発前の取材では「
ドウデュースの子供にも乗りたいね。そうなると(自身は)いくつまで乗らないといかんかな」と笑いを誘って場を和ませていた。
ドウデュースの初年度種付け料は24日、社台スタリオン
ステーションのホームページで1000万円と発表された。これまでの初年度の最高額は
イクイノックスの2000万円。種牡馬初年度の種付け料では、07年にスタッドインした
ディープインパクトと、22年の
コントレイルの1200万円に近い設定となった。
ドウデュースは21年夏のデビューから無敗3連勝で
朝日杯FS制覇。22年ダービー、23年
有馬記念、今季の
天皇賞・秋、
ジャパンCで4年連続G1制覇を成し遂げた。馬産地の期待を背負い、次の世代に血をつないでいく。
スポニチ