有馬記念13着後、引退を発表していた
ディープボンド(牡7歳、栗東・大久保)が25日、栗東トレセンを退厩した。今後は京都競馬場で誘導馬としての馬生を歩む。長い競走生活で27度重賞に挑戦し、懸命に走る姿が多くのファンに愛された人気馬。国内外合わせてG2・4勝で、
天皇賞・春では21年から3年連続2着、今年は3着と、G1戦線を多いに盛り上げた。
大久保師は「見送ることができて良かったです。海外も何度も経験しているので、全然動じていませんでしたね。また競馬をしにいくと思っているのかもしれないね」とほほ笑む。「種牡馬にしてあげられなかったのが心残りですが、オーナーの粋な計らいで誘導馬にもらっていただくことができました。京都競馬場も二つ返事でもらうと言ってくれました。寂しいですが、近くの京都にいるのでまた見られるなと思います。いい誘導馬になって、後輩の模範になるように安全な入場ができるようになってほしい。いい子だったんで、立派な誘導馬になってくれると思います。次に続くような馬を厩舎でまた育てていきたい」と語った。
提供:デイリースポーツ