「
兵庫ゴールドトロフィー・Jpn3」(25日、園田)
4番人気で川崎の
フォーヴィスムが地方馬として初勝利を挙げた。9番手から上がりの脚を伸ばし、直線での一騎打ちを鼻差で制した。2着は1番人気でJRAの
サンライズホークが大外から迫ったが連覇に届かなかった。3着は2番人気でJRAの
エートラックスが逃げ粘った。
最後は頭の上げ下げの争いになり、写真判定の結果は
フォーヴィスムに軍配が上がった。「確定まで分からなかった。負けていると心配していた。記録に残る勝利なのでうれしい」と吉原寛。第1回から続いたJRA勢の連勝を止めて、地方馬初勝利を成し遂げた。
前評判通りに
エートラックスが逃げて、
フォーヴィスムは9番手、前回覇者
サンライズホークは最後方の12番手。「もまれると良くないので理想的な形。4角で抜群の手応えだったので、焦らずに2、3完歩我慢してから追い出した」と吉原寛。園田の馬場を熟知する鞍上の好判断が快挙につながった。
管理する内田勝師も歴史的勝利を喜ぶ。「吉原騎手にお任せだったが、めちゃくちゃうまくいった。少し出遅れたが、最近はこういうレースができるようになって、脚質の幅が広がった」。今後は未定だが、JRA勢を一蹴したことで活躍の場が広がるのは確実だ。
提供:デイリースポーツ