◆第41回
ホープフルS・G1(12月28日、中山競馬場・芝2000メートル)=12月26日、美浦トレセン
札幌2歳Sの勝ち馬
マジックサンズ(牡2歳、栗東・
須貝尚介厩舎、父
キズナ)と、新馬戦からコンビを組む
佐々木大輔騎手=美浦・
菊川正達厩舎=は3年目の今年、あと1日を残し74勝を挙げ昨年の68勝を更新。重賞も
札幌2歳S、
函館2歳S(
サトノカルナバル)、
サウジアラビアRC(
アルテヴェローチェ)と全て2歳戦で3勝を挙げている。
「いい馬に乗せていただいてますから」と本人は謙遜するが、それだけ依頼がくるのも成長の証だろう。特に
マジックサンズを管理する須貝調教師からの信頼は厚く、今年は同厩舎の馬で最多の17勝をマーク。「こちらの指示をしっかりと守り、その通りの競馬をしてくれるからね。
サウジアラビアRCもガッチリと抑えて、末脚を引き出してくれた。これから、どんどん成長していくと思うし。今後が楽しみです」と評価するトレーナーにとっても騎手別で最多の勝利数となっている。
須貝厩舎は現在53勝。
JRAリーディングで
矢作芳人厩舎を1勝差の2位タイで追いかけている。佐々木は初タイトルを狙う関西の名門の懐刀。目前に迫ったG1初制覇のチャンスへ向け「G1でこれだけ人気を背負う馬で臨めることはなかなかないので、しっかり結果を出したいですね」と、静かに言葉に力を込めた。
スポーツ報知