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【有力馬動向】スパッと切れたテーオーパスワードは復帰間近/馬三郎のつぶやき

デイリースポーツ
  • 2024年12月26日(木) 19時00分
フェリ(26日・吉田)

 昇級戦は12着と結果を残せなかったフェリ(牝4歳、栗東・佐々木)。本日の栗東坂路では4F52秒0-12秒1(仕掛け)を余力十分の手応えでマーク。立て直した効果は大きく、いきなりから動ける仕上がりだ。これまでの戦績からすれば時計の出やすい砂質で好走しており、前が速くなりそうな展開なら少し頭に覚えておきたい。

ハヤテノフクノスケ(26日・城谷)

 菊花賞8着後、放牧に出されていたハヤテノフクノスケ(牡3歳、栗東・中村)が、帰厩して初の本格的な追い切りを栗東CWで消化。前半から力んでしまった先行馬にペースを惑わされることもなく、リズム良く進むと、直線は外へ持ち出し楽々と先着。後ろからビッシリと攻めた僚馬に抜かれる形になったが、それでもペースを乱さず、集中した走りを披露した。6F79秒5-36秒3-11秒3(馬なり)と速い時計になったが、しっかりと折り合えており、ラストの推進力も前回以上。馬体もひと回り大きくなっており、期待通りの成長を遂げている。無理に目標を定めず、じっくりと仕上げていってほしい。

ジョーローリット(26日・森田)

 先週のりんくうSではまさかのしんがり負けを喫したジョーローリット(牝3歳、栗東・中竹)だが、佐々木厩務員いわく「直線は前が壁になり何もできなかったからね」と敗因は明白。「砂をかぶっても全く問題なかった。もまれる競馬ができたし脚質に幅が出た」と収穫はあったようで、この敗戦は今後の糧になりそうだ。次走はジャニュアリーS(1月19日・中山、ダート1200m)の予定。スムーズな競馬で巻き返しを期待したい。

テーオーパスワード(26日・河西)

 今年のケンタッキーダービーで5着と健闘したテーオーパスワード(牡3歳、栗東・高柳大)が栗東CWで6F80秒1-11秒0(一杯)をマーク。鞍上のゴーサインで一気に併走馬を突き離し、ラストもスパッと切れた。いつでも復帰できる状態にある。

クイーンズウォーク(26日・紺谷)

 クイーンズウォーク(牝3歳、栗東・中内田)が調教師を背に栗東坂路で単走追い。4F55秒4-39秒9-12秒9(馬なり)をマークした。終始リラックスムードでスイスイと登坂。来年も重賞戦線で活躍してくれるだろう。

ダノンタッチダウン(26日・石渡)

 昨年の東京新聞杯以来、休養していたダノンタッチダウン(牡4歳、美浦・堀)は転厩して本日、美浦坂路を登坂。休養が長引いた分、まだ馬体に余裕は残っているものの、力感のあるフットワークは好印象。今後の動向に注目したい。

サスツルギ(26日・澤田)

 万葉S(1月6日・中京、芝3000m)を松山で予定しているサスツルギ(牡4歳、美浦・木村)。太田助手は「骨折の長期休養明けとなりますが、しっかり乗り込んできた。ただ、右へ張る面が強くなっており、体のバランスが整いきっていない。レースまで矯正していきたいが、左回りの方が右へ張るのがマイルドになるのでいいかと思います」と状態を説明。4月の大阪-ハンブルクCで5着に敗れて以来、9カ月ぶりの実戦となるが、左回りの中京ならいきなり勝ち負けになっても不思議ではない。

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提供:デイリースポーツ

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