「新馬戦」(28日、中山)
オリンピックイヤーのラスト新馬戦を飾るにふさわしい馬名の
オールニッポン(牝2歳、父
リオンディーズ、美浦・上原佑)が、土曜の中山5R(芝2000メートル)で初陣を迎える。曽祖母が
エアグルーヴで、いとこには
BCターフ2着の
ローシャムパークなど活躍馬がズラリと並ぶ、日本が誇る良血一族の出身だ。
上原佑師は「順調に調教を消化して、追い切るごとに動きは良くなってきた。スラッとした体形で長く脚を使えそう。ジョッキーも気に入っていますよ」と好感触を伝える。25日の美浦Wで6F84秒4-37秒9-11秒8を計時。2週続けて騎乗した石川は「切れる感じはないけど、バテないタイプですね」とうなずく。約430キロのコンパクトな馬体を躍動させて、24年の競馬シーンを締める。
提供:デイリースポーツ