オールカマーで3着だった
リカンカブール(牡6、栗東・
田中克典厩舎)が、
中山金杯(4歳上・GIII・芝2000m)で史上3頭目の連覇を狙う。
リカンカブールは父
シルバーステート、
母アンブラッセモワ、母の
父Zoffanyの血統。近親には19年の
阪神大賞典などGIIを3勝した
シャケトラ、22年の小倉2歳Sで2着だった
バレリーナがいる。
ここまで13戦5勝。休み休み使われながら着実に力を付けて、4歳秋にオープン入り。5歳初戦となった昨年の
中山金杯で重賞初制覇を果たした。その後、
大阪杯は16着、
函館記念は8着に敗れたが、前走の
オールカマーで3着に健闘。まだまだ衰えがないことを示している。今回はハンデがカギとなるが、1年前に制しているレースとあって期待大だ。
これまで
中山金杯を連覇した馬は96〜97年の
ベストタイアップ、08〜09年の
アドマイヤフジの2頭のみ。そもそも前年の覇者が参戦するのは、12年の
コスモファントム(3着)以来、実に13年ぶりとなる。史上3頭目の連覇を果たし、今年こそは大きく飛躍することを期待したい。