24年のリーディングジョッキーは
C.ルメール騎手だったが、その単勝回収率は平均以下の73%に過ぎなかった。では「儲かる騎手」は誰なのか。そこで24年に
中央競馬で100鞍以上に騎乗した騎手に限定し、単勝回収率の上位10人を紹介したい。
堂々の1位は
水口優也騎手だ。140鞍に騎乗して単勝回収率は278%。12月7日の京都3Rで単勝337.7倍の
ピーチマカロンで勝利を収めたことが大きかった。年間9勝は12年の11勝、20年の10勝に次いで、自身3位の数字。また、獲得賞金は過去最多と、充実の1年を過ごした。
回収率上位10人の中で最多の48勝を挙げたのは、ルーキーの
高杉吏麒騎手だった。1番人気で勝率52%と
ハイアベレージ。その一方、2桁人気でも5勝を挙げるなど、穴党にも大いに貢献した。同じく騎乗数が最も多かったのは
津村明秀騎手の555戦。
ヴィクトリアマイルの
テンハッピーローズで悲願のGI初制覇を果たすなど、飛躍の年となった。
【単勝回収率ベスト10】 左から名前、単回収率、成績、騎乗回数
水口優也騎手 278% 【9-7-12-112】 140回
石田拓郎騎手 248% 【7-8-7-221】 243回
上野翔騎手 149% 【18-10-7-66】 101回
長岡禎仁騎手 138% 【14-14-7-204】 239回
高杉吏麒騎手 134% 【48-24-22-362】 456回
藤懸貴志騎手 133% 【16-15-20-257】 306回
国分優作騎手 130% 【10-11-14-265】 320回
岩田康誠騎手 126% 【41-23-33-303】 400回
津村明秀騎手 116% 【44-52-41-418】 555回
角田大和騎手 113% 【18-25-30-346】 419回