無傷の3連勝で
ホープフルSを制した
クロワデュノール(牡2=斉藤崇、父
キタサンブラック)はG1初制覇から一夜明けた29日、厩舎で静養した。
午前1時半ごろに栗東トレセンへ到着。担当の間宮助手は「レース後は今までで一番楽そうでした。カイバも全部食べていましたし」と安どの表情。レースを振り返り、「北村(友)がこの馬を信じて上手く乗ってくれました。感情起伏が少ないタイプなので、(インタビューで)泣いたのを見て相当思い詰めていたんだな、と」と同厩舎の先輩
クロノジェネシス(20年
有馬記念)以来のG1勝利となった鞍上に最敬礼した。
間違いなく来春のクラシック戦線の主役。「無敗のままですしプレッシャーは強くなりますね。自分は重圧を楽しめるタイプではないので」と苦笑いだが、「操縦性いいし性格も温厚で全く手のかからない、賢い馬。キ甲の回りにまだ肉が付ききっていないし、線が細いのでまだまだ良くなる余地があると思います」。
無限の可能性を秘めた無敗馬の進撃は止まりそうにない。
スポニチ