「
京都金杯・G3」(1月5日、中京)
新年一発目の東西重賞でV発進を決めるのはどの馬か。
中山金杯は
天皇賞・秋3着と充実期を迎えた
ホウオウビスケッツが主役を務める。中京で開催される
京都金杯は好走を続ける
ドゥアイズが
武豊との新コンビでタイトルを狙う。(出走馬の年齢は2025年表記)
もう善戦ホースとは呼ばせない。明け5歳の
ドゥアイズは、ここまで重賞に10回挑み、掲示板を外したのは距離が長かった
オークス(9着)と
秋華賞(10着)の2戦だけ。阪神JF3着、
桜花賞5着などマイル戦ならG1でも上位争いを繰り広げており、重賞を勝てる能力は間違いない。
前走の
ターコイズSは3着とまたも惜敗。ただ、笠原助手は「久しぶりのトレセンの環境だったので、少し力んでいる感じもありました」とメンタル面に言及。その上で「今回は1回使って落ち着きが出てきましたね。毎回一生懸命走ってくれますが、回復もできています」と心身のゆとりを強調する。
初めての中京だが、左回りのマイル戦は
デイリー杯クイーンC2着、ヴィクトリアM4着と苦にしていない。「コーナーが上手ではないので、左回りというよりコーナーが大きくて直線が長い東京がいいのかもしれません」と説明しつつ「R値(曲線半径)がきついコースよりは中京の方がいいと思います」と小回りだった近2走からの前進に期待する。
同助手は「まだ成長の余地がありますし、まず一つ重賞を勝ちたいですね」と力を込める。父
ルーラーシップ譲りの成長力と抜群の安定感を武器に、新春の桶狭間で25年の主役への一歩目を踏み出す。
提供:デイリースポーツ