「第53回
園田ジュニアカップ」(31日、園田)
1番人気の
オケマルが後続に7馬身差をつけて逃げ切り、新馬戦から無傷の4連勝で2歳世代の頂点に立った。2着は3番人気の
キングスピカが3番手からしまいの脚を伸ばして続いた。3着は写真判定の結果、4番人気の
ラズライトタッカー、7番人気の
ドリタルが同着となった。
重賞初制覇の前走をしのぐ力強さで
オケマルが2歳王者に輝いた。「プラス16キロの馬体重は全て成長分。夏はバテていたようで、今回が本来の姿」と盛本信師。前走までは自在な立ち回りで器用さを見せたが、今回は逃げて力でねじ伏せた。
オケマルの予想外の逃げに場内の観客はざわついた。「どうかと思ったが、スタートが抜群だったので。追い切りも抜群だったし、あとは自分次第だった」と
下原理。重賞94勝の名手だが、このタイトルは初制覇。「30年目でやっと勝てた」と感慨に浸った。
デビューから無敗で底を見せず、さらに
パワーアップした
オケマル。「今後は兵庫
若駒賞(3月6日・姫路)を目標に。課題のキック
バックを克服して、その先の兵庫優駿(7月頃・園田)を目指せるように」と盛本信師。春からの3歳クラシック戦線は主役として挑むことになる。
提供:デイリースポーツ