大みそかの栗東トレセン。
スポニチ賞京都金杯の主演候補
ドゥアイズがCWコースに登場した。加藤(レースは
武豊)を背に単走で雄大なフットワークを披露し、5F68秒1〜1F11秒3を計時。庄野師は「間隔がそれほど空いていないのでしまい重点で。見た目以上に時計が出て、手脚がしっかりと伸びていた。この馬はずっと状態が安定しているからね」と納得の表情を浮かべた。
4カ月半ぶりの実戦となった前走
ターコイズSは外枠の不利を覆して3着好走。「休み明けでも内容は悪くなかった。初めてのコースにもしっかり対応してくれた」と順応力の高さを評価する。再び初挑戦となる中京コースには「左回りは問題ない。中京マイルなのでスタートが鍵になってくる」とポイントを挙げる。
馬名通りのぱっちりとした愛らしい瞳が特徴的。いかにも性格が良さそうな顔つきだが、2歳上の半姉
エイボンクリフも知る蟹江助手は「姉が気性的に大変な馬だったので、その経験を生かして2歳の頃から気をつけて接してきた」と振り返る。丁寧な育成のかいもあり、レースでは現役屈指の安定感を誇る。重賞で2〜5着が2回ずつあり、2勝馬ながら総獲得賞金は破格の1億5000万円超えだ。
「強い相手でも堅実に走って、コンスタントにいい成績を出してくれている。どこかでタイトルを獲らせたい」と指揮官。鞍上に初めてレジェンド
武豊を迎え、「凄く楽しみ」と期待高まる25年の初陣。1年の計を占う名物競走から、勝負の5歳シーズンが始まる。
スポニチ