タピット(
Tapit)産駒の
ゴールデンカイト(牡3、栗東・
中内田充正厩舎)が、
シンザン記念(3歳・GIII・芝1600m)で重賞初制覇を狙う。
ゴールデンカイトは
父Tapit、
母L' Age d'Or、母の
父Medaglia d'Oroの血統。祖母のモナデモンマ(
Mona de Momma)は10年の米G1・ヒューマナディスタフSの覇者。叔父のヴェコマ(
Vekoma)は20年にカーターHC、
メトロポリタンHCで米G1を2勝している。
ここまで2戦1勝。昨年9月の中京の新馬(ダ1800m)は3着だったが、続く11月の東京の未勝利(ダ1600m)で初勝利を手にした。今回は一気の相手強化、何より初芝が大きなカギ。ただ、日本で走っているタピット産駒には
ラビットランや
バニシングポイントなど、芝ダート兼用の馬が多くいるので、あっさりこなせても全く不思議はない。
今年で59回目を迎える
シンザン記念だが、初芝の馬が勝てば史上初の快挙。レース史に新たな1ページを刻む走りを期待したい。