名牝
リスグラシューの甥となる
レーヴブリリアント(牡3、美浦・
田中博康厩舎)が、
シンザン記念(3歳・GIII・芝1600m)で重賞初制覇を狙う。
レーヴブリリアントは父
スワーヴリチャード、
母リリレフア、母の父
ロードカナロアの血統。母は未勝利だが、伯母の
リスグラシューは18年に
エリザベス女王杯、19年に
宝塚記念、
コックスプレート、
有馬記念を制した名牝。本馬は母の初仔で、22年のセレクトセール当歳で9200万円(税抜)で取引された。
ここまで2戦1勝。昨年9月の中山の新馬(芝1600m)でデビュー勝ち。道中は中団後ろを追走。直線で外から伸びると、大外から迫る
ベストシーンをクビ差凌ぎ、着差以上の完勝だった。続く11月の
ベゴニア賞は0秒4差の4着だったが、上がり3Fはメンバー中最速タイの34秒3。決して悲観する内容ではなく、ここでの重賞チャレンジも決して無理筋ではない。
レモンポップや
ローシャムパーク、
レーベンスティールを擁し、昨年の関東リーディングで2位に躍進した
田中博康厩舎の大器。ここで重賞初制覇を果たし、春の大舞台に名乗りを上げてみせる。