「第59回
シンザン記念」は21〜23年に続き、中京で行われる。例年の京都開催も含めた過去10年の結果から傾向を分析し、勝ち馬を導き出そう。
【人気】1番人気は目下6連敗中。今思えば別格だった18年の
アーモンドアイを最後に勝っていない。中京開催だった21〜23年は4着、7着、7着と馬券圏外に沈んでおり、より苦戦が目立つ。16&17年は8番人気が制したが、それ以外の8回は4番人気以内が勝利。V候補は2〜4番人気からチョイスしたい。
【牝馬活躍】過去10年で牝馬は3勝、2着2回。その勝率14.3%、連対率23.8%は牡・セン馬(それぞれ6.3%、13.4%)を大きくリードする。同週に組まれることが多い牝馬限定の
フェアリーSがあるにもかかわらず、出走してくるのは勝算ありと踏んでいるからだろう。両重賞にW登録した牝馬もいる中、
シンザン記念にのみ登録した
ウォーターガーベラ、
マイエレメント、
ラージギャラリーの3頭に注目。
【脚質】中京で行われた21〜23年を参考にしよう。21年は
ピクシーナイトが逃げ切り勝ち。22年
マテンロウオリオンは道中3、4番手から抜け出した。23年
ライトクオンタムは5番手でためを利かしてV。京都の外回りなら後方一気の強襲も可能だが、中京が舞台の今年は先行有利と見ていいだろう。
【結論】
アルテミスS5着からの巻き返しを狙う牝馬
マイエレメントを中心視。前走は出遅れて後方からになったが、新馬戦は5番手から抜け出してV。スタートが決まれば中京開催当レースの“Vポジション”を取れるはず。あとは1番人気にならないことを願うのみだ。穴で狙いたいのも牝馬の
ラージギャラリー。4戦目での遅い勝利となったが、前走は当舞台の中京芝マイル戦で鮮やかな逃げ切り。同様の立ち回りなら牡馬相手でも一発ありそうだ。
スポニチ