24年度
JRA賞の受賞馬選考委員会が7日、各賞を発表した。
年度代表馬には投票者256票中236票を集めた
ドウデュースが輝き、満票だった最優秀4歳以上牡馬とのダブル受賞となった。
昨年はシーズン上半期こそ
ドバイターフ5着、
宝塚記念6着とひと息の成績に終わったが、下半期は秋初戦となった
天皇賞・秋を直線一気の競馬でV。4角では届かないと思われたような位置からメンバー最速の上がり3F32秒5を記録して差し切り、ファンの度肝を抜いた。続く、
ジャパンCでも海外G1・6勝馬
オーギュストロダン、世界の強豪が集まった昨年の
キングジョージ6世&クイーンエリザベススSを制した
ゴリアットを相手にして、持ち前の末脚を発揮して勝利をつかみ、その実力をアピールした。
昨年7月の段階で
天皇賞・秋、
ジャパンC、
有馬記念の3戦で引退することを表明しており、
有馬記念がラストランになるはずだった。しかし、レース2日前の金曜に歩様の乱れが見られ、右前肢ハ行と診断されて
有馬記念には出走せずに引退した。史上3頭目となる秋の古馬3冠制覇達成はならなかったが、下半期は国内の王道路線を歩み、勝った
天皇賞・秋と
ジャパンCのレースぶりにはインパクトがあった。その点が評価されたようだ。主戦の
武豊騎手(55)=栗東・フリー=は特別賞に輝いた。
ちなみに、
ドウデュースは今後、種牡馬としての道を歩むことになり、現在は北海道安平町の社台スタリオン
ステーションで繫養(けいよう)されている。初年度の種付料は1000万円に決まっている。
提供:デイリースポーツ