開門直後の坂路を活気十分に駆け上がった。関西馬
エリカエクスプレスは単走追い。折り合い重視の入りでしっかり我慢が利いた。回転の速い脚さばきで中盤あたりからグイグイ加速。4F55秒7〜1F12秒5を馬なりで刻んだ。植山助手は「うなるような動きで良かった。時計も予定通りだし元気いっぱい。いいパフォーマンスを発揮できるはず」と出来の良さを伝えた。
昨年10月京都芝マイルの新馬戦は1枠2番から押し出されるような形でハナに立った。後続のプレッシャーにも動じることなく、自分のリズムを守って直線へ。少し外に寄れる面はあったが後続に2馬身半差をつけて、堂々と逃げ切った。「スピードの違いで逃げる形になったが、ガンガン飛ばして行くタイプではない。普段から扱いやすいので、控える競馬にも対応できる」とセンスを評価する。
父
エピファネイアで、伯母に17年愛ダービー、英セントレジャーを制したG1・2勝
カプリがいる。将来性十分の血統だ。植山助手は「まだ底を見せていないのが強み。中山は大丈夫だと思うし、休養効果で馬体などの成長も感じている」と前向きな言葉を並べた。賞金400万円組は23分の13で抽選対象。まずは第一関門の突破を願っている。
スポニチ