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【フェアリーS】阪神JF7着馬が巻き返しへ 「前走よりいい」松岡正海騎手が年末年始も"英才教育"

スポーツ報知
  • 2025年01月09日(木) 06時00分
フェアリーS追い切り(8日・美浦トレセン)

 第41回フェアリーS・G3(12日、中山)の追い切りが東西トレセンで行われ、ミーントゥビーが成長を感じさせる動きを披露した。松岡正海騎手(40)=美浦・フリー=が年末年始と付きっきりで手綱を執り、万全の仕上げ。抽選対象のホウオウガイアも抜群の脚さばきで駆け抜けた。今週は11、12、13日の3日間開催で行われる。

 松岡に重賞初制覇は託した。阪神JF7着から参戦するミーントゥビーは美浦・Wコースでスズカルビコン(7歳2勝クラス)を7馬身追走。残り1ハロンでとらえると最後まで手は微動だにしないまま、6ハロン84秒5―11秒5で先着する勢いでフィニッシュした。鞍上は「息づかいやハミ受けが良くなった。前走よりいい」と上積みに手応えを得ていた。

 馬もまばらな全休日の7日。坂路を元気よく駆け上がる背には、松岡の姿があった。ここまで4戦2勝。登録26頭のうち抽選対象外は本馬を入れて3頭のみ。他陣営が除外の可能性も視野に入れながら調整するなかで、昨年12月31日、1月3日と松岡が騎乗して追い切ってきた。

 3年前の開業当初から調教を手伝う松岡は「馬が大きくなってバランスの良さが出てきたことで、フットワークがかみ合ってきた」とパワーアップを実感。堀内調教師も「馬なりでもしっかりと動けていて良かった」と評価。付きっきりの鞍上に加え、出走を見据えて調整できるアドバンテージで仕上がりは万全だ。

 阪神JF前日、松岡は右足小指を骨折し、騎乗がかなわなかった。「前回は(厩舎の)初めてのG1だったけど、前日にあのようなことがあった。今回が仕切り直し」と指揮官。「条件的にも合うし、賞金を加算して楽にローテーションを組みたい」と松岡も今後を見据える。今度こそ主戦の手綱で厩舎の重賞初Vをつかむ。(浅子 祐貴)

スポーツ報知

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