20年の牝馬三冠を制した
デアリングタクトの全妹となる
デアリングエア(牝3、栗東・
杉山晴紀厩舎)が、土曜中京12Rの3歳未勝利(芝1600m)で初勝利を狙う。
デアリングエアは父
エピファネイア、
母デアリングバード、母の
父キングカメハメハの血統。全姉の
デアリングタクトは20年に史上初めて無敗で牝馬三冠を制した名牝。祖母の
デアリングハートは06年と07年の
府中牝馬Sを連覇するなど重賞を3勝。GIでも05年の
桜花賞が3着、
NHKマイルCが2着、07年の
ヴィクトリアマイルが3着と、息長く活躍した。
昨年12月の京都の新馬(芝1600m内回り)は0秒7差の3着だったが、好位から渋太く脚を使えていた。姉と比べるのは時期尚早でも、未勝利はすぐに勝ち上がれる力は秘めている。春の大舞台を目指すためにも、まずはここできっちり初勝利といきたい。