「シンザン記念・Ｇ３」（１３日、中京）

　惜敗続きに終止符を打つ。マイネルチケットが９日、栗東坂路で躍動。力強く駆け上がり、４Ｆ５３秒４-３９秒５-１２秒５をマークした。１週前に自己ベストをマークしたとあって全体時計は抑え気味だが、宮師は「良かったね。サッとやったけど、ちょうどいい。やればナンボでも出るから」と満足げ。「カイバもよく食べているし、体調がいい」と仕上げに胸を張った。

　未勝利勝ちの後、重賞のここ２戦が３、２着とタイトル奪取まであと一歩。「ジョッキーも走ると思って、続けて乗ってくれるんだろうし、うまくなだめてくれている。崩れないタイプだからね。そこそこの着順にはまとめられる。あとは勝ち切れたらいいけどね」。安定感を信頼し、鞍上に思いを託す。

　未勝利勝ちした中京が舞台。当時と比べて馬場が悪化しているが、「かえっていいんじゃないかな。東京も稍重で力がいったから苦にしない。前に行ってひと踏ん張りが利く。今の中京は前に行って押し切るぐらいがいい」と条件を歓迎する。いよいよ重賞勝ちに手が届く。

提供：デイリースポーツ