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フェアリーS・G3」(12日、中山)
2週前、1週前と意欲的な追い切りを行った
ニシノラヴァンダは9日、美浦Wでしまい重点の最終リハ。折り合いに不安を感じさせずに、馬なりで6F87秒4-40秒0-12秒2をマークした。
奥平師は「1週前を終えた時点でジョッキーとの話で、息がすごく良くなったので当該週間は楽をさせようと」と説明。3週連続で騎乗した菅原明は「確実に仕上がっています。ピッチタイプでスピードもある。距離は長い気もするけど、馬の適性を信じたい」と力強く語った。
函館2歳S2着から6カ月ぶりの実戦だが「秋の東京で使う予定も飛節後腫を発症。成長段階では出てくるもので、馬に合わせて復帰を決めました」と奥平師。この休養が奏功したようで「馬体が20キロぐらい増えているのは成長分」と喜ぶ。
前走から距離は2F延長し、急坂も待ち構える中山のマイル戦にも「今回の結果で今後の選択肢が分かれる。距離が延びるから抑えろとかの指示はあまり出したくないね。この馬の持っているものに期待していきます」と不安はない。歩むのは桜街道か、短距離路線か。今春を占う意味でも、試金石の一戦となる。
提供:デイリースポーツ