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【シンザン記念】重賞で好走続ける有力馬 1週前には自己ベスト記録「毛づやも状態面もいい」宮調教師自信

スポーツ報知
  • 2025年01月10日(金) 06時00分
シンザン記念追い切り(9日、栗東トレセン)

 3日間開催の出走馬が確定した。9日は東西トレセンで第59回シンザン記念・G3(13日、中京)の追い切りが行われ、昨秋の重賞で〈3〉〈2〉着と連続で好走したマイネルチケットが栗東・坂路で軽快な脚さばきを披露。1週前に同コースで自己ベストをマークと仕上がりは万全で、11年ぶりのJRAタイトルを狙う宮徹調教師(64)=栗東=は「いい感じ」と自信をにじませた。

 余計な力が全く入らず、流れるように加速した。マイネルチケットは栗東・坂路を単走。ぴったりと折り合い、終始リラックスした雰囲気で登坂した。リズミカルな脚さばきで軽快なテンポを刻み、53秒4―12秒5をマーク。手綱を動かされなくても、ラストは糸を引くように伸びた。宮調教師は「動きは良かったよ。順調。毛づやもすごくいいし、状態面もいい感じできている」と頬を緩めた。

 デビュー2戦目の中京で初勝利を挙げると、続くサウジアラビアRCで0秒2差3着。前走の京王杯2歳Sも好位から直線でしぶとく脚を伸ばして勝ち馬に首差の2着と、重賞で続けて好走した。「能力は高いよ。崩れないし、前に行ってひと踏ん張りが利く。自分の能力だけはしっかり走るからね」とトレーナーは安定感を高く評価する。

 収得賞金1150万円。除外を心配する必要もなく、調整は思惑通り順調に進んだ。3日の1週前追い切りでは、坂路で51秒8―11秒7の自己ベスト。しっかりと負荷もかけられ、中身の濃いメニューが消化できて万全の態勢だ。

 コパノリチャードで制した14年高松宮記念以来、11年ぶりのJRA重賞勝利を狙う指揮官は「中京は勝っているし、荒れた馬場も気にしない。距離もジョッキー(戸崎)がうまくなだめてくれているから、マイルまでは大丈夫」と自信たっぷり。初タイトルをつかみ、春の大舞台につなげる。(山本 理貴)

スポーツ報知

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