現地時間(以下、同)7日に米国・
カリフォルニア州
ロサンゼルス西部で発生した山火事は、競馬開催にも大きな影響を与えている。同州のサンタ
アニタパーク競馬場は10日、同日に予定していた全10競走を16日に延期すると発表。当初の枠順、出走馬で改めて行うこととした。
火災発生地域から競馬場は離れているものの、煙が
ロサンゼルス郡全体に影響を及ぼしているためで、大気質指数が基準値を超えている状態だという。同競馬場のゼネラル・
マネージャーは「この火災で大きな被害を受けた競馬関係者やスタッフを含む、
コミュニティの多くの人びとにこの悲劇が与えた影響を尊重したいと思います。レースを積極的に変更することで、競馬関係者、ファン、そしてチームに適切な計画を立てる機会が与えられます」とコメントを出した。
8日には競馬場のスタッフにマスクと保護メガネの配布が行われたほか、自主的に管理馬を避難させたい調教師には支援を実施。11日、12日の
レースプログラムに関しては改めて発表することとし、影響や混乱はまだ続く見通しだ。