大阪本社予想を担当している立場上、関西本場の方が的中成績が気になるのだが、年明けは中京より中山の方が肌感覚で当たっている気がする。その最たるものが
中山金杯。重賞で3連単9万円超えなんて、なかなか当たらない。運気が逃げないうちに、中山で連チャンを狙おう。
◎は
エリカエクスプレス。新馬勝ちからのキャリア2走目で当レースを勝った馬は14年
オメガハートロック以来、出ていない。長距離輸送を挟む関西馬には、さらに難関だろう。そのイメージがあったため当初、本命視は考えていなかったのだが、栗東取材でその考えが変わった。
花田助手が「走りますよ。G1を意識している馬なんです」と言う。デビュー戦の内容を見直してみた。好発から逃げの手に出て直線、危なげなく突き放した。やや重の馬場を考えれば速いラップ、勝ち時計も優秀だ。加えて中間、放牧を挟んでの成長も見逃せない。「体が良くなりました。先週の追い切りが凄かったですし、乗っている感じからしても芯が入りました」と絶賛した。
23年に
JRA調教師リーディングを獲得し、24年もG1戦線をにぎわせた杉山晴厩舎。2走目で関東遠征の重賞挑戦を選択したのは勝算があるからに違いない。1勝馬の抽選をくぐり抜けたあたり運気も抜群。クラシック候補誕生を楽しみにしたい。(12)から。(坂田 高浩)
◇坂田 高浩(さかた・たかひろ)1984年(昭59)11月5日生まれ、三重県出身の40歳。07年入社で09年4月〜16年3月に
中央競馬担当。その後6年半、写真映像部で経験を積み、22年10月から再び競馬担当に。思い出の
フェアリーSは24年。2頭で本命を迷い、◎
ラヴスコール、○
イフェイオンの馬連は外れたが○△◎でうれしい3連複2万780円的中。
スポニチ