もう銀メダルはいらない。重賞で2着2回の実績を誇る
キングズパレス(牡6、美浦・
戸田博文厩舎)が、
日経新春杯(4歳上・GII・芝2200m)で初タイトル獲得を狙う。
キングズパレスは
父キングカメハメハ、
母ドバウィハイツ、母の
父Dubawiの血統。母は11年の米G1
イエローリボンSの覇者。全姉の
リバティハイツは18年の
フィリーズレビューを制している。また、半兄の
ランドオブリバティは20年の
芙蓉Sを制し、21年の
きさらぎ賞で3着だった。
ここまで22戦4勝。気性が災いして2着10回と惜敗が目立つが、能力は間違いない。昨春の
美浦Sを制して待望のオープン入り。その後も
新潟大賞典、
七夕賞が2着、
新潟記念が3着、
中日新聞杯が5着と、
天皇賞(秋)の12着を除くと一度も大崩れしていない。ハンデ戦のGIIなら上位争いできる力は秘めている。
今年は例年の京都とは違って中京が舞台となるが、
日経新春杯は
キングカメハメハ産駒の十八番。これまでに延べ17頭が走り、11年の
ルーラーシップ、12年の
トゥザグローリー、16年の
レーヴミストラル、17年の
ミッキーロケットで4勝を挙げている。父の産駒の連続年重賞制覇記録を「18」に延ばすタイトル奪取を期待したい。