ディープインパクト産駒の
サリエラ(牝6、美浦・
国枝栄厩舎)が、
日経新春杯(4歳上・GII・芝2200m)で重賞初制覇を目指す。
サリエラは
父ディープインパクト、
母サロミナ、母の
父Lomitasの血統。半兄の
サリオスは19年の
朝日杯FSなど重賞4勝。全姉の
サラキアは20年の
府中牝馬Sを制し、同年の
エリザベス女王杯と
有馬記念が2着だった。
ここまで11戦3勝。休み休み使われているのでキャリアが少なく、重賞は未勝利だが、ポテンシャルは高い。22年の
ローズSが2着、23年の
目黒記念が3着。そして昨年の
ダイヤモンドSが
テーオーロイヤルからクビ差の2着。その後の3戦は掲示板を外しているが、前走の
エリザベス女王杯も7着とはいえ、上がり3Fはメンバー中最速タイの33秒9だった。明け6歳といっても、大きな衰えはないだろう。
クラブの規定で現役は今年の3月まで。それだけに残されたタイトル獲得のチャンスは多くない。今度こそはズバッと突き抜けるシーンを期待しよう。