米国の帰国初戦となる
アメリカンビキニ(牝3、栗東・
斉藤崇史厩舎)が、
紅梅ステークス(3歳牝・リステッド・芝1400m)で芝に初挑戦する。
アメリカンビキニは父
American Pharoah、
母パリスビキニ、母の
父Bernardiniの血統。父は15年に37年ぶりとなる米三冠を達成するなど、G1を8勝した歴史的名馬。半姉のパリスライツ(
Paris Lights)は20年の米G1・CCA
オークスを制している。
ここまで4戦2勝。昨年6月の京都の新馬(ダ1200m)では後の重賞勝ち馬・
ハッピーマンの2着に敗れたが、続く7月の小倉の未勝利(ダ1000m)を圧巻のレコード勝ち。休養を挟み、9月の
ヤマボウシ賞も楽勝した。前走の米G1・BCジュ
ベナイルフィリーズは最下位の9着に大敗したが、海外遠征や1700mなど、初物尽くしだったので参考外でいいだろう。
帰国初戦の今回は初芝がカギとなる。ただ、
アメリカンファラオ産駒の牝馬には
リフレイムや
ジューンブレアなど、芝を走る馬が多くいるので、そう心配する必要はないだろう。自慢のスピードで圧倒するシーンを期待したい。