父に産駒重賞初勝利を届けることができるか。昨年の
日本ダービーで4着だった
サンライズアース(牡4、栗東・
石坂公一厩舎)が、
日経新春杯(4歳上・GII・芝2200m)で待望の復帰戦を迎える。
サンライズアースは父
レイデオロ、
母シャンドランジュ、母の
父マンハッタンカフェの血統。母は未勝利だが、半兄の
セラフィックコールは23年の
みやこS、24年の
ダイオライト記念の覇者。半妹の
テリオスララは24年の萩Sを制し、阪神JFで3着だった。遡ると祖母は名繁殖牝馬の
ハルーワソングなので、
ヴィルシーナ&
シュヴァルグラン&
ヴィブロスのきょうだいはいとこにあたる。
ここまで4戦2勝。23年10月の京都の新馬(芝2000m)、24年2月の
すみれSとデビュー2連勝。続く
皐月賞は12着に大敗したが、
日本ダービーでは後方から向正面での早め進出が功を奏し、0秒7差の4着に食い下がった。後の
有馬記念覇者の
レガレイラ、同じく
菊花賞馬の
アーバンシックに先着した走りは高評価できる。今回は約8カ月ぶりの実戦となる点がカギだが、成長期の休養だったので、大きく進化している可能性も十分にある。
レイデオロ産駒はこれまで
JRA重賞に延べ13頭が出走。昨年の
菊花賞の
アドマイヤテラと先週の
シンザン記念の
ウォーターガーベラの3着が最高着順となっている。それだけに
サンライズアースにかかる期待は大きい。今年の種付料が前年から50%ダウンの250万円となった父の後押しとなる、待望の重賞Vといきたい。