１０日に行われたマジックミリオン社のゴールドコースト・イヤリング（１歳）セール４日目で、中内田充正調教師（４６）＝栗東＝がＤＭＭ．ｃｏｍの代理人として、父ホームアフェアーズ、母サンライトの牝馬を、同セール史上最高額の３２０万オーストラリアドル（約３億２０００万円）で落札した。

　父ホームアフェアーズは新種牡馬で、ブラックキャビアライトニングなど短距離Ｇ１・２勝を挙げており、母サンライトもクールモアスタッドＳなど、短距離Ｇ１で３勝を誇る名スプリンターだ。

　ＤＭＭ．ｃｏｍと中内田師は、一昨年から世界各国のさまざまなセリに足を運び、世界的な名血を探し求めていたが、今回ようやく購買にいたった。中内田師は「筋肉量が豊富な大変恵まれた体を持っています。動きが力強く、体を見るだけでスピードがあると思える感じです。それに伴い血統も申し分なく、チャンピオンとチャンピオンの間に生まれた子ですので、期待しかないです」とかなりの高評価。「このような血統馬が市場に出ることが稀であり、さらに購入させていただいたことは大変名誉なことです。今後はこの血統を繁栄させる使命感を感じながら育てていければと思います」と力強く口にした。

提供：デイリースポーツ