競馬新聞「馬サブロー」が誇るPOGマスター、塩手智彦(栗東)と木村拓人(美浦)がお送りするPOG情報。東西のトレセンでつかんだ情報をお伝えします。
明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
5&6日の正月開催が終わり、栗東・高柳大厩舎が3勝。スタートダッシュを決めた。6日の中京未勝利戦(ダート1800m・牝馬限定)では
コンテナライン(牝)が後方追走からメンバー最速の上がり3F38秒3の末脚で追い込んでV。レースを振り返って、師は「前半は進みが悪くてヒヤッとしましたが、直線はいい脚で差し切ってくれました。砂をかぶるのもあまり良くない馬ですが、鞍上が中間のケイコで好感触を得て自信を持ってくれていたようですし、メリハリをつけた競馬でいい結果を出してくれました」と喜んだ。次走については「レース後の馬体をチェックしてからになりますが、18日か26日の中京1勝クラス(ダート1800m)を候補に考えています」とコメントした。
6日の中京1勝クラス(ダート1800m)は
ドンインザムード(牡、今野)がV。好位追走から直線で抜け出し、追い込んできた
ゴールデンクラウドを鼻差しのいだ。師は「前走は4角で大きな不利があって話になりませんでした。今回は伸び伸び走れたのが良かったと思います」とスムーズな立ち回りで勝ち切ったレースぶりに目を細めた。次走については「まだ体質が弱く、これからもっと良くなると思います。
ブルーバードC(22日・船橋、ダート1800m)にも申し込みましたが、現時点では補欠でまだ選出されていません。外国の競走も含めていろいろな選択肢がありますし、これから考えたいと思います」と現状を伝えた。
次週の注目馬は19日の中京1勝クラス(ダート1200m)を予定する
ドラゴンウェルズ(牡、藤原)。10月の京都新馬戦(ダート1400m)は2番手追走から早めに抜け出して2着に9馬身差をつける圧勝劇。2戦目の前走・カトレアS(ダート1600m)は2番手追走から直線で失速して9着に敗れた。田代助手は「千二は初めてだけど、スピードは素晴らしいものがあり、現状はその良さを存分に生かせる舞台が合っていると思う。前走で騎乗したムーアJもレース後に『ス
プリンター』と言っていたようなので。自己条件でこの距離ならスピードで押し切れると思う」と巻き返しへ力を込めた。(馬サブロー栗東支局・塩手)
提供:デイリースポーツ