「
フェアリーS・G3」(12日、中山)
2勝馬が2頭で14頭が1勝馬という傑出馬不在のメンバーで行われた一戦を制したのは、2番人気の
エリカエクスプレスだった。
レースは
函館2歳S2着馬
ニシノラヴァンダが逃げて速いペースを刻む展開。
エリカエクスプレスは、好スタートを決めて道中は3番手をキープした。4角で先にスパートをかけた2着馬
ティラトーレを追い掛ける形で進出すると、楽な手応えのまま直線半ばで抜け出し、3馬身差をつけて重賞初制覇を達成した。記録した1分32秒8(良)は、11年
ダンスファンタジアの1分33秒7を更新するレースレコードだった。
騎乗した戸崎圭は「新馬よりも
テンションが高くなっている感じはしたけど、能力を感じていたので、リズム良く行ければいい結果が出ると思っていました。ポジションはあまり考えていなかったけど、センスのいい馬なので、それなりの位置は取れると思っていました」と胸の内を明かす。「道中は行きっぷりが良く、早く落ち着いてくれと思ったところで落ち着いてくれたので、そこで息を入れて、最後は伸びてくれました。キャリア2戦目で
テンションの高いところはあるけど、落ち着いて走れば、距離は問題ないと思います」と今後の見通しを語った。
2着は4番人気
ティラトーレ、3着は9番人気の
エストゥペンダが入って3連単は10万5960円の高配当となった。
提供:デイリースポーツ