「
シンザン記念・G3」(13日、中京)
数々の名馬を輩出した出世レースを制したのは3番人気の
リラエンブレムだった。好位でしっかりと脚をためると、直線は力強く伸びて2馬身半差でデビュー2連勝&重賞初制覇を決めた。2着は1番人気の
アルテヴェローチェ、3着は14番人気の牝馬
ウォーターガーベラが入り、3連単は7万5000円と波乱の決着になった。勝ち時計は1分34秒6(良)。
殊勲の浜中は「本当に強かったのひと言ですね」と絶賛。「道中はスタートをしっかりと決めて馬のリズムを大切に乗ろうと思っていました。2戦目で馬も気持ちが入っているところがありましたが、うまく我慢をしながら直線に向くことができました。前に人気の馬がいたんですが、抜くまでが速かったですね」と、相棒の力強いレースぶりをたたえた。
この勝利で2戦2勝とし、賞金加算にも成功。マイル路線かクラシック戦線か今後の進路も注目を集めるが、鞍上は「距離も融通が利くと思いますし、キャリアも浅いのでまだまだ奥があると思います。直線の瞬発力はいいモノがありますし、デビュー前のケイコからとにかく脚が速かったので期待していました。精神力を含めて高いものがあるので、これからが楽しみですね」と、将来性の高さに大きな期待を寄せていた。
提供:デイリースポーツ