兵庫県尼崎市の
園田競馬場で13日、調教訓練中の競走馬3頭が衝突する事故が発生した。騎乗していた
松本幸祐(まつもと・こうすけ)騎手(43=
西村守幸厩舎所属)が落馬した際に頭を地面に強く打ち、救急搬送された病院で死亡した。
兵庫県警尼崎東署によると、午前5時50分ごろ、調教訓練を終えて厩舎に引き揚げようとした馬が暴れ、走路内で調教を行っていた2頭と衝突した。ぶつかった衝撃で、騎乗していた3人の男性騎手が落馬。そのうち、調教中の馬にまたがっていた松本騎手が頭などを地面に強く打ちつけた。尼崎市内の病院に救急搬送されたが、午後0時20分ごろに死亡が確認された。
他の男性騎手2人も打撲などの軽いケガ。警察が事故の詳しい状況を調べている。
京都府出身の松本騎手は02年10月14日、姫路でデビュー。同年11月6日に姫路で初勝利を挙げた。
地方競馬の通算成績は7624戦261勝。朝早くから終了間際まで調教に携わり調教師、騎手からの人望は厚く、関係者から愛されていた。
主催者の兵庫県競馬組合はきょう14日からの3日間は予定通りに開催するとしており、14日は1R発走前に黙とうを行う予定。
スポニチ