「
日経新春杯・G2」(19日、中京)
今年の舞台は中京芝2200メートル。
メイショウタバルはクラシック3冠レースでこそ結果を出すことができなかったが、
毎日杯や当舞台の
神戸新聞杯を制すなど世代トップクラスの力を示してきた。
有馬記念への出走は叶わなかったものの、中間の調整は順調。「時期的なものと成長もあって馬体は増えているけど、重たい感じは全くない」と石橋師は仕上げに胸を張る。前走の
菊花賞は出入りの多い競馬でリズムを崩したが、得意コースで気持ち良く運べれば巻き返せる。
ショウナンラプンタは
菊花賞4着馬。脚質的に展開に左右される面があり、なかなか勝ち切れないがこちらも脚力は確か。手の内に入れる鮫島駿の手綱で悲願の重賞タイトル奪取といきたい。
ホールネスは初のG1挑戦となった前走の
エリザベス女王杯で3着。好位を上手に立ち回り、一線級を相手にしぶとく抵抗した。田代助手は「リフレッシュして順調に乗り込んできている。状態はいい」と手応え。
ヴェローチェエラは昨年の
京都新聞杯で3着。当時は成長待ちの段階で、その後は間隔をあけながら大事に使われ、目下1勝クラスから3連勝でオープン入り。底を見せておらず、今の充実ぶりならこのメンバー相手でも好戦を期待できる。
1年7カ月ぶりだった前走の3勝クラスを圧勝した
タッチウッドは、ひと叩きしてさらに状態は上向き。23年の当レース覇者
ヴェルトライゼンデや、G2・2勝の実力馬
サトノグランツに、
中日新聞杯2着の
ロードデルレイなど実力馬も黙っていない。
提供:デイリースポーツ