2000年の
帝王賞と
東京大賞典を制して「砂の女王」とも呼ばれた
ファストフレンドが、1月11日に生まれ故郷である北海道日高町の中前牧場で31歳の生涯を終えた。
中前牧場の中前二郎代表は「繁殖生活を引退後はリードホースを務めるなど、牧場で元気に暮らしていました。年明けの6日から体調を崩すようになってからは、さまざまな治療を施してきましたが、老衰による心不全から11日に天国へと旅立ちました。繁殖入りしてからは確実に牝系をつないでくれただけでなく、リードホースとしても子馬たちと付かず離れずの関係を築きながら、立派に仕事を行ってくれました。現役時代から応援していただいたファンの皆さまと、牧場に戻ってきてからもさまざまなサポートをしていただいた関係者の皆さまには、厚く御礼を申し上げます」とコメントした。
ファストフレンドは美浦・高市圭二厩舎所属で97年5月にデビュー。2戦目からダートに転向して活躍、ダートで重賞9勝を挙げた。
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