「
日経新春杯・G2」(19日、中京)
トレセン全休日の14日、他の馬がいない広々とした馬場を気分良さそうに駆ける
バトルボーンの姿があった。美浦Bを軽めのキャンターで1周半し、その後Wを1周、さらに坂路でラスト1F14秒0と脚を伸ばし、仕上げはEコース。次々に場所を移しては、入念に体をほぐした。林師は「これだけいけるくらい、タフな馬です」と納得の表情を浮かべた。
前走後、左前球節の剥離骨折が判明。手術を経て、昨年12月下旬に美浦に帰厩した。1週前には美浦Wで3頭併せの真ん中に入り、6F86秒0-38秒4-11秒5をマーク。指揮官は「時計は十分出ているんですが、反応が渋かった。そこは気持ちの部分で、休み明けというところですかね。しっかり乗り込めているので、いい状態で出走させられると思います」と体調面に不安はない。
初の2400メートル戦だった前走は、自分でペースをつくり押し切った。「スタート後スピードに乗るまでに俊敏に行けるタイプでない分、距離が延びて競馬がしやすかった」と分析。初の中京も「2200メートルは1コーナーまで距離があるので、競馬がしやすい」と歓迎する。
重賞初挑戦だった3走前の
七夕賞は1番人気で4着。2度目の挑戦となる今回、「
チャレンジャーの気持ちで」と師。先行争いのさばき方次第では、あっと言わせる場面があるかもしれない。
提供:デイリースポーツ