「
コウノトリ賞」(16日、園田)
3番人気の
ラヴィアンが重賞初挑戦初勝利を成し遂げた。道中3番手で脚をためると、直線で最内から一気に抜け出した。2番人気の
スマイルミーシャが、最終4角先頭で粘り切れず2着。3着には、1番人気で転入初戦の
サンオークレアが中団から上がりの脚を伸ばした。
初距離に延長して、重賞初挑戦だったが、
ラヴィアンは後続に4馬身差をつけて完勝した。「2走前の千七を出遅れながら勝ったので重賞に挑戦した。祖母の
マッキーロイヤルは自分が騎手時代に乗っていた。それもあってうれしい」と保利平師は愛馬の快挙を喜んだ。
アキュートガールが逃げて、2番手外に
スマイルミーシャ、3番手内に
ラヴィアンでレースは進んだ。「千八は半信半疑だった。『掛かるのに構わず、位置を取りに行け』と指示されたが、うまく乗れず馬の力で勝てた。ささり気味なので、内になったのは良かった」と
広瀬航。ラチ沿いをロスなく運び、直線に入ると後続を置き去りにした。
これでデビューから14戦して12勝、2着2回。まだ底を見せず、伸びしろはたっぷり。「
兵庫女王盃・Jpn3(4月3日・園田)は、相手が強くなるのは分かっている。それでも、今回みたいな競馬ができれば面白い」と保利平師。まだ線の細いきゃしゃな牝馬だが、冬を無事に越せば、大舞台が似合う駿馬に成長しているだろう。
提供:デイリースポーツ