31日、中京競馬場で行われた第44回
金鯱賞(3歳上、GII・芝2000m)は、
岩田康誠騎手騎乗の2番人気
エイシンデピュティ(牡6、栗東・野元昭厩舎)が、スタートから先手を取ると、4角で一旦は交わされたものの直線で再び盛り返し、2番手を追走した11番人気
マンハッタンスカイに1.1/2馬身差をつけて優勝した。勝ちタイムは1分59秒1(稍重)。さらにクビ差の3着には5番人気
カワカミプリンセスが入り、1番人気の
アドマイヤオーラは6着に敗れた。また、昨年の勝ち馬
ローゼンクロイツは馬体に故障を発生し、最後の直線で競走を中止している。
勝った
エイシンデピュティは、
父フレンチデピュティ、母が
JRA2勝の
エイシンマッカレン(
その父Woodman)という血統。05年4月のデビューから3戦目で初勝利を挙げると、その後も順調に勝ち星を重ね、07年
心斎橋S(1600万下)を勝ってオープン入り。続く
オーストラリアT(OP)、重賞初制覇となった
エプソムC(GIII)まで3連勝を飾った。今年初戦の
京都金杯(GIII)で重賞2勝目。前走の
大阪杯(GII)では
ダイワスカーレットから3/4馬身差の2着に健闘していた。通算成績26戦9勝(重賞3勝)。
鞍上の
岩田康誠騎手は
メイショウクオリアで制した
京都新聞杯(GII)に続く今年の
JRA重賞7勝目で、通算18勝目。管理する野元昭調教師は
エイシンデピュティで制した
京都金杯に続く今年の
JRA重賞2勝目で、通算では10勝目となった。
※重賞の格付けは当面、従来の表記を使用致します。