16日、中山競馬場で行われた第74回スプリングステークス(3歳・牡牝・GII・芝1800m)は、3-4コーナーで前に並びかけて押し切った石橋脩騎手騎乗の2番人気ピコチャンブラック(牡3、美浦・上原佑紀厩舎)が、中団から追い上げてきた7番人気フクノブルーレイク(牡3、美浦・竹内正洋厩舎)にクビ差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分51秒5(重)。

　さらに1.3/4馬身差の3着に1番人気キングスコール(牡3、栗東・矢作芳人厩舎)が入った。なお、3番人気ダノンセンチュリー(牡3、美浦・萩原清厩舎)は10着に終わった。

　勝ったピコチャンブラックは、父キタサンブラック、母トランプクイーン、その父ネオユニヴァースという血統。昨年末のホープフルSでは3番人気13着と惨敗を喫したが、明け3歳初戦のここで巻き返し重賞初制覇を果たした。祖父ブラックタイドは04年、父キタサンブラックは15年のスプリングSを制しており、父子3代制覇となった。また、ピコチャンブラック及び2着のフクノブルーレイク、3着のキングスコールは皐月賞の優先出走権を獲得した。

【勝ち馬プロフィール】
◆ピコチャンブラック(牡3)
騎手:石橋脩
厩舎:美浦・上原佑紀
父:キタサンブラック
母:トランプクイーン
母の父:ネオユニヴァース
馬主:石部美恵子
生産者:チャンピオンズファーム

【全着順】
1着　ピコチャンブラック　2人気
2着　フクノブルーレイク　7人気
3着　キングスコール　1人気
4着　マテンロウバローズ　4人気
5着　スワローシチー　8人気
6着　スナークピカソ　11人気
7着　レーヴブリリアント　5人気
8着　ジェットマグナム　6人気
9着　ニホンピロデヴィン　10人気
10着　ダノンセンチュリー　3人気
11着　ローレルオーブ　12人気
12着　クモヒトツナイ　9人気

＜スプリングSダイジェスト＞

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