スマートフォンの不正利用で
JRA騎手を引退した藤田菜七子さん(27)が16日、
門別競馬場のイベントで引退した昨秋以来、初めて公の場に姿を見せた。冒頭、「皆さまにご迷惑をおかけして申し訳ございませんでした」と約300人が集まった観客の前で謝罪の言葉を述べた。
その後は近況報告などを行い、「体重を気にして運動はしていましたけど、ちょっと太りました」と告白。また、イベント前に出演したホッカイドウ競馬のYouTube配信で現在、宮崎県在住であることを明かし「なかなか競馬を見れなかったんですけど、このお仕事の声をかけていただいてからは、たくさん見るようになりました。たくさん休むことができたというか、リフレッシュできた感じです」と振り返った。
16年3月に史上7人目の
JRA女性騎手としてデビューし重賞初勝利、年間勝利数など女性騎手の記録を次々と更新。昨年7月には
JRA職員との結婚も発表した。その後、週刊誌報道で調整ルーム内にスマートフォンを持ち込んで通信していたことが発覚し、昨年10月に引退した。「競馬界に育てられてきて、たくさんの感謝があります。私なりに恩返しできたら」と今後について話した。
スポーツ報知