18年の
阪神JFを制した
ダノンファンタジーの半弟となる
スティンガーグラス(牡4、美浦・
木村哲也厩舎)が、
目黒記念(4歳上・GII・芝2500m)で重賞初制覇を狙う。
スティンガーグラスは父
キズナ、
母ライフフォーセール、母の父
Not For Saleの血統。母はア
ルゼンチンでG1を2勝した名牝。半姉の
ダノンファンタジーは18年の
阪神JFなど重賞6勝を挙げている。また、半弟の
エムズは今年の
京都新聞杯の2着馬で、
目黒記念と同日の
日本ダービーに出走予定となっている。
ここまで7戦4勝。惜しくもクラシックには間に合わなかったが、徐々に素質が開花してきた。昨年末のグッドラックHを快勝すると、前走の
湾岸Sもあっさり制して2連勝。今回は昨年の
セントライト記念で5着に敗れて以来、3回目の重賞挑戦となるが、目下の充実ぶりなら十分にチャンスはあるだろう。
勝てば秋の大舞台も見えてくる一戦。鞍上はコンビ結成時に5戦4勝、2着1回と好相性の
C.ルメール騎手だ。万全の態勢で初タイトルをつかみ取ってみせる。