23年セレクトセール当歳部門において2億1000万円で落札された
ショウナンガルフ(牡2歳、栗東・
須貝尚介厩舎、父
ハービンジャー)が、今週7月6日の函館・芝1800メートルでデビューする。祖
母ミスエーニョは米G1馬。おばに
ミスエルテ、
ミアネーロ、
ショウナンザナドゥと重賞馬がズラリと並ぶ良血だ。
5月上旬から栗東で乗り始め、同21日にはCWコースで6ハロン78秒6―11秒7の猛時計。函館入厩後も順調で、今週は芝コースで4ハロン52秒7―12秒0をマークしている。2頭を追走して遅れたものの、騎乗した
池添謙一騎手は「直線に向いてからの反応もスッとしていましたし、しっかり動けている」と評価。鞍上は負傷により休養していたが、「栗東で乗っていたときから期待していた馬。この馬のために戻ってきているところがある」と、復帰への
モチベーションにもなった素質馬だ。
須貝調教師は「
ハービンジャーで距離の融通が利くし、洋芝適性があると思う」と舞台適性に太鼓判。「先週より良くなった。真面目で扱いやすい。マイナス点が少ないね」と万全を強調した。須貝厩舎はこの条件の新馬戦に強く、2010年以降で19戦10勝。過去の勝ち馬には
ゴールドシップ、
ローブティサージュ、
ソダシなどがいる。偉大な先輩に続くべく、北の大地で一歩を踏み出す。
スポーツ報知